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ゼロワーク・プログラム

 ゼロワーク・プログラムは、OCHABIのカリキュラム・マネジメントの総称で、先入観や偏見、思い込みに捉われずに課題を発見し、解決していく能力の育成を目標としています。
 例えばつい最近まで、多くの企業が効率性に捉われて仕事を専門分化する傾向にありましたが、これは本当に効率的と言えるのでしょうか? 専門分化の結果として仕事は細分化され、コンピューターと相性のよい仕事ほど人間の手から離れていくのが現実です。つまり視点を変えれば問題の見えようも違ってきます。
 「何ができるか」ではなく「何をしたいか」を基準に、これに必要なスキルを組み合せ、多様な能力を持つメンバーを集めてよりよい解決方法を提案するのがゼロワークです。





 それでは、ゼロワーク・プログラムを構成する三大要素について触れてみましょう。
 まず「デザイン・アート思考」では、実際に企業が抱えている課題に取り組むことで、問題の発見から解決までを論理的に思考して、なぜそのクリエィティブ(創造)が必要なのかを考えます。次に「アクティブ・ラーニング」では、チームワークを通じて、多様性を活かす姿勢を実体験で身に着けていきます。最後に「ビジュアル・コミュニケーション」では、難解な文字情報をわかりやすい視覚情報に変換することでコミュニケーションを活性化させ、プレゼンテーションを円滑にします。
 このようにOCHABIの授業体系は「実学」を基準に構築されています。


デザイン・アート思考
アクティブ・ラーニング
ビジュアル・コミュニケーション


ゼロワーク・プログラム(科目概要)

コミュニケーション
産学連携を必須とし、学生がいかに社会と円滑にコミュニケーションが取れるかを、企業へ企画提案(プレゼンテーション)を実施することにより学習していく。企業からのリアルな課題が出題され、発表までの間に調査、分析、洞察を行い(マーケティング)、目的、方針、試行(プランニング)をデザイン・アート思考の観点から問題発見と解決を導き出す。どんな課題でも既成概念を一度外して捉え直し、自分の関心に引き寄せて課題を楽めるかが重要になる。

デッサン
アイディアを即座に可視化し、そのビジュアルによってコミュニケーションを実践として、円滑かつ効率的に行う為のデッサンを体系的に学習する。それによりコミュニケーション授業でのアイディア出しや、チーム内の情報共有も円滑になる。「描く」ということは、意思を持った視点から世の中や対象物を観察して把握をして、相手に伝わるように再構築して形にする、絵画技能に留まらない、物事の本質を見抜くための基本技能でもある。

zero-work_webウェブ
WEB というメディアの特性、表現の可能性を学ぶと共に、HP の企画、制作、編集、運営、分析等実践、商品制作を行い、WEB サイトの公開を通じてその効果を学習する。自作のHPやSNSを使ってネットに情報を載せることでメディアリテラシーを学び、いかに情報を相手に伝えられるかの実証や、各自の取り組みを発表するポートフォリオの役割もある。

イメージ(映像)
企画提案( プレゼンテーション)をする際に必要となるアイディア等の情報の可視化、その情報を提示する順序の編集等を実践する手段として映像制作を利用し、アーカイブを行いながら学習する。絵コンテ制作ではやVコンテ制作では、シナリオを考えることで状況説明や、情報を整頓して提示の順序を考え、映像制作を通じて短時間で相手に伝わる情報の抽出力が鍛えられる。

フォトグラフ
写真の基礎知識を学び、実践の撮影から画像データの取り扱いまでのワークフローを実践する。これにより、WEB サイトやグラフィックデザイン、プロダクトデザインの商品撮影等、プレゼンテーションツールの充実を図る。また、相互に被写体になる授業では、人前に立つことへの抵抗感を取り去り、プレゼンテーションの機会や自己表現を助ける作用もある。

グラフィックデザイン
デザイン全般の基礎知識及び基礎技術を実技を通して勉強する。コミュニケーション授業の進行と必要に応じて広告デザイン、キャラクターデザイン、ロゴデザイン、編集デザイン、タイポグラフィ、インフォグラフィックスなど、アイディアを形にする様々な方法に取り組み、デザインの現場を想定した制作、発想からプレゼンテーションまでのプロセスを学ぶ。

プロダクトデザイン
学生の考案する企画や商品案を実際に繰り返し試作(プロトタイピング)することにより、物理的制約の越え方や優れた機能性を学習する。抽象的なアイディアからデッサンや図面による平面への描き起こしを行い、更に身近な素材を使って短時間で立体での試作(ブリコラージュ、プロトタイプなど)を行うことで、更に改善点はないかを繰り返し検証する。

キャリアデザイン
グループディスカッション、コミュニケーション力、社会人に必要とされる力を身につけるために、就職支援といわれる要素を個別の授業で特化して行はず、あらゆる授業で多角的に体得していく。また、個々の活動と自分の「興味」や「関心」をのばしていく視点を持ち、就職を最終ゴールとせず、その先の人生を描いて行動していく力を付けることを目標とする。

選択授業
チームで取り組むコミュニケーションなどの必修授業に対して、個々の武器となる技術や表現力を磨くのが選択授業。WEB、映像、写真、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、イラストレーション、アドバタイジング、立体造形、CAD、Illustrator、Photoshop、InDesign、ファッションデザイン、映像プロダクション、モデリング、リアルイラストレーション、ステーショナリー、エディトリアルデザイン、AfterEffects、デザインテクニック、コマーシャルフォトなど。

卒業制作
入学時からの学習の集大成として個人で企画を行い、それを形にしていく為に適切な手段や表現方法を選択して、実行する。また、展示会を周知するにはどのような広報活動やデザインがあるのかなど、個々の制作と同時に、全体として卒業制作展示会をどう活性化させるかという課題に取り組むことで、総合的なプロデュース力も試される。作品(=品を作る)ではなく、商品(=品を商う)を発信していく。