みなさんは専門学校や大学における就職率の割合は何割くらいが適正だと思いますか? OCHABIは、就職率は80%が適正だと考えています。文部科学省の定めた「就職率」の数え方をひも解くと、新卒採用の範囲で企業への就職を希望した学生の内、実際に内定の決まった人数の割合となっています。しかしこの規定ではクリエィティブを仕事にする人に多い「フリーランス」や「起業家」は「自営業」となり、研修期間が「アルバイト」扱いの場合も「家事手伝い」とみなされ「就職率」に計上されません。
OCHABIは仕事にも活きる職業教育を実践しているからこそ、学生それぞれが選んだ進路を尊重できる「就職率」が適正だと考えています。
→ 文部科学省における大学等卒業者の「就職率」の取扱いについて(通知)
それでは、専門学校と大学の違いは何でしょうか? 文部科学省によると大学は「研究」、専門学校(専修学校)は「職業教育」を行う教育機関だとされ、就職率に関しても大学は70%、専門学校は80%のラインを推移しています。 もちろん「経済」や「美術」などといった分野の違いによっても大きく差がでますが、美術分野(文化・教養専門課程)の場合、専門学校が圧倒していると言えるでしょう。しかし一方で「離職率」が増えているという現状もあります。これは社会の風潮が「就職率」の向上に偏重していることにも原因があります。
OCHABIは企業への就職をはじめ、独立や副業など多様な働き方を意識し「就職率」ではなく「仕事率」の向上に努めています。
→ 文部科学省「専修学校まるごとデータベース」「就職率の推移」
学科 | 卒業 | 就職 希望 |
就職 | 就職率 | 独立 | 進学・ 留学 |
その 他 |
進路 決定率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
デザイン・アート科 |
39 | 27 | 25 | 92.6% | 2 | 2 | 2 | 79.5% |
高度 |
7 | 4 | 4 | 100.0% | 1 | 1 | 1 | 100.0% |
合計 | 46 | 31 | 29 | 93.5% | 3 | 3 | 3 | 82.6% |
*2023年11月現在
→産学、官学連携授業
→持続可能な開発のための教育(ESD)
→プロジェクトベースドラーニング(PBL)
→デザインアート思考®