【卒業生インタビュー】 小野川直樹さん (折り鶴アーティスト)

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小野川直樹 (折り鶴アーティスト)

ものづくりとは、自分と世の中の間にある何かをカタチにすること。

① 高校時代の私

自分の原点は小学生時代。もともと折り紙やプラモデルなど細かいことが好きだった。

 小学生の頃は、ずっと家で折り紙を折っているような子供でした。鶴だけではなく昆虫や恐竜なども折っていたのを覚えています。もともと小さいものとか細かいものが好きで、折り紙だけでなくプラモデルもやっていました。高校生になって、進路も特に決めていなかった自分がOCHABIを知ったのは、母の友人の「OCHABIがいいよ」という話を聞いたのがきっかけです。ものづくりが好きなこともあり、パンフレットを取り寄せました。その後、OCHABIでの学校説明会にも参加しました。学校の雰囲気の良さに惹かれ、OCHABIに決めました。

② OCHABIで学んだこと

自由な学風の中で、折り紙の好きな自分に再会する。想いを折り鶴の作品に込めた。

 よく覚えているのは、コミュニケーションの授業で取り組んだ「サッカーに興味のない若い女性にどうやって興味を持たせるか」というadidasの課題です。マーケティングやプランニングなどひと通りの過程を経て、サムライブルーに関するファッションショーのような企画を立てたのを覚えています。チーム内での自分の役割としては、2mくらいのワールドカップトロフィーを制作しました。あと、アートという何でも自由に創れる選択授業があるのですが、その発表会で折り鶴をドット絵のように敷き詰めた1mくらいの自画像を作りました。当時は3.11東日本大震災がショックで、自分も折り鶴で何か貢献できないかと作品を贈ったのですが、これが想像以上に好評だったのは、折り鶴の表現に可能性を感じるきっかけになりました。卒業制作展でも、同じ手法で鶴の樹を作りました。全長2cmの鶴を全長2mのつげの木につけた作品ですが、これも反響がありました。小学生の頃から好きだった折り紙が日の目を見た瞬間です。自分の想いを絵や作品にしてコミュニケーションをすることで、誰かにしっかりと伝わることを学びました。

③ 現在の私

折り鶴のアーティストとして活動するように。好きなことを追求し続ければ道は拓ける。

 卒業後は、学校に紹介していただいた建築模型屋でアルバイトをしていましたが、次第に自分でものづくりをやりたいと思うようになりました。そんな時にOCHABIの先生から、とある展示会への出品を勧めていただいたのです。そこで、卒業制作の鶴の樹を出品して、オーディエンス賞を受賞しました。その後、他の受賞者と共にグループ展を開催すると、テレビ関係者の目にとまり、テレビ出演・取材などの依頼が来るようになりました。その流れで、百貨店で作品を販売したり、商業施設のオープニングイベントで市民の皆さんとオブジェを共同制作したり、いろいろな仕事をやるように。今は自宅をアトリエにして、オブジェやアクセサリーなど折り鶴を用いた多彩な作品を作っています。そんな中で感じるのが、自分の好きなことと世の中のニーズは違うということ。新しい実験的な試みも大切ですが、好きなものだけ作っていても受け入れられませんし、国や地域によっても売れる作品が違います。そのへんの感覚においても、OCHABIでの経験が役立っています。

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