「アクティブ・ラーニング」は御茶の水美術専門学校で実践されています。

講師の服部です。

2015年11月に丸善株式会社様のお招きで図書館総合展に参加し、
OCHABIが実施している「アクティブ・ラーニング」について、
学生と共にプレゼンテーションをしました。

http://www.libraryfair.jp/forum/2015/1825

写真は、来場者の方に撮影していただいたものです。
さて、この最近ちらほら耳にする「アクティブ・ラーニング」ですが、いったい何者なのか。
まず文部科学省の定義をご紹介します。

【教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、
学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。
学修者が能動的に学修することによって、
認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。
発見学習、問題解決学習、体験学習、調査 学習等が含まれるが、
教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も
有効なアクティブ・ラーニングの方法である】

いかがでしょうか?

なんだか、OCHABIの授業内容をそのまま列記してくれているような文章ですね。
つまり、これはOCHABIの基本的な指導姿勢であり、
すでにこの「アクティブ・ラーニング」という言葉が輸入される前から実践されていたことなのです。
ちなみにOCHABIではこの「アクティブ・ラーニング」を「実践教育」と呼んでいます。

では、なぜOCHABIが「アクティブ・ラーニング」を実践できているのか。
それは専門学校制度の設立理由に深い関係があります。

さて、専門学校は他に専修学校という呼び方がありますが、
これは、1976年に文部科学省によって創設された学校制度なのです。

その専修学校という学校制度の説明を文部科学省のWEBサイトから引用すると、

「学校教育法の中で専修学校は、『職業もしくは実際生活に必要な能力を育成し、
又は教養の向上を図る』ことを目的とする学校とされ実践的な職業教育、
専門的な技術教育をする教育機関として、多岐に渡るスペシャリストを育成しています」

とあります。

教育内容については、

「専修学校には、社会のニーズに対応した多種多様な学科があります。
そこでは、将来の職業で必要となる実践的な教育が行われています。
理論を学ぶことを重視する大学と比べ、専修学校の教育内容は、
社会に出てすぐに役立つ専門的な知識や技術の習得を中心としており、
授業のうち実験や実習の割合が高い学科が多いことも特徴です」

とあります。

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/06/03/1322361_2.pdf

そうです。
OCHABIをはじめとする私たち専修学校は、
1976年から一貫して「実践教育」を実施しており、
「アクティブ・ラーニング」という言葉はこれを言い換えたにすぎないのです。

いかがでしょうか?

「実践教育」あるいは「アクティブ・ラーニング」をしている学校で学びたいと考えている方は、
ぜひ、OCHABIに遊びにきてください。
実際にどう実践されているのかがわかります。

20160109_hp_ghattori