今週の2年生 10/11~10/14

こんにちは! 講師の天満屋です。
今週月曜は祝日だったため、少し短い一週間でした。
ようやく涼しく秋らしくなりましたが、
体調を崩す人もちらほら。
学生のみんな、健康管理に気をつけよう。

さて、今週の2年生たちは何をしていたのかというと…
・産学官連携:チーム内で企画コンペティション
・ゼロワーク:「エディトリアルデザイン」パンフレットのレイアウト
です。

まず企画コンペ。
同級生同士でアイディアを競う…
私自身かつて美術学生でしたので、そういう場面は幾度となく経験しましたが、
私は当時、同級生と比べられるのが怖くて、発表の時にはとても緊張していました。
どうにもこうにも収集がつかなくて、発表の寸前に逃げてしまった事もあります。
(今にして思えば「ここまで考え抜いたんだから、私の今のベストはこれだ!もうあとは野となれ山となれ!」くらいまで振り切ればよかったんですけどね。)

コンペの結果は来週発表になります。
学生ひとりひとりの心の中は知るすべもありませんが、
コンペに臨んだ人はひとりひとり立派だと思います。
おつかれさまでした。


そしてゼロワーク。
今週は「エディトリアルデザイン」の石井泉先生にお越しいただき、
パンフレットのレイアウトを考えました。
「エディトリアル」は、直訳すると「編集の」という意味ですが、
エディトリアルデザインは、一般的には書籍や雑誌のデザインを指す言葉です。

2年生たちはこれまでパンフレットの制作経験もありますし、
ページレイアウトソフトであるAdobe InDesignも使えます。
でも今回は、全行程を手書きで行う、という条件でチャレンジしました。

写真は私が熱愛している『ナカトジ〜ル』。今回も大活躍でした。
ナカトジ〜ルについての記事はこちら
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なぜいまさらアナログ作業なの? と思った人もいるかもしれませんのでちょっと解説します。
確かに作業効率という観点では、アナログ作業よりもPC上での作業に軍配が上がります。
だって、「文字のサイズを一回り大きくする」「色を変更する」など、ちょっとした修正でも
手書きでそれをやるのと、クリックひとつでやるのとでは、かかる時間が桁違いですから。

しかし実はPC上での作業には、大きな落とし穴があります。
それは何かというと、現実でのサイズ感が把握しづらい、という事。
PCというものは画面の中でいかようにでも拡大縮小して作業できてしまいます。
極端にいうと、現実には米粒大の文字を、画面いっぱいに拡大することもできるのです。
その仮想世界にどっぷり浸ってしまうと、いざ紙に印刷した時に、サイズ感がめちゃくちゃになっていたりするのです。

PCというのは画面の中に自在な空間を持っている一方で、エディトリアルデザインの本来の終着点である「本」という現実の形・サイズからかけ離れてしまいがちなんですね。

なので、今回はアナログ!
手と目で、実際の現物大の白紙のパンフレットに情報をレイアウトしてみると、
PC作業では気づきにくい部分が見えてくるはずです。

以上、今週の2年生でした。

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